3種混合ワクチンは必須!猫のワクチン接種の種類は?
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しかし行かれる国によりますが、海外にネコちゃんを連れて行く場合には、混合ワクチンによって予防される疾患のみで無く、狂犬病のワクチンも必要な場合がります。基本的に国内だけで生活する場合は混合ワクチンのみの接種で大丈夫です。
混合ワクチンには主に以下の5つの種類があります。
海外旅行に連れて行く際はワクチンを!
一般的に混合ワクチンは日常で感染する可能性のある病気から猫ちゃんたちの身を守るためにおこなう必要があるもので、日本国内では狂犬病は発生していないため、猫ちゃんへの接種は義務づけられていません。しかし行かれる国によりますが、海外にネコちゃんを連れて行く場合には、混合ワクチンによって予防される疾患のみで無く、狂犬病のワクチンも必要な場合がります。基本的に国内だけで生活する場合は混合ワクチンのみの接種で大丈夫です。
混合ワクチンには主に以下の5つの種類があります。
【1】3種混合ワクチン ※必須!
・猫ウイルス性鼻気管炎・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症
基本の3種のウイルスはどれも日本中に見られ、1つ目、2つ目の猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症はネコ風邪の原因になるため、3種混合ワクチンは必ず接種していただきたいワクチンです。
また3つ目の、猫汎白血球減少症は人がウイルスを服や靴につけて持ち帰ってしまう可能性もあるので、室内飼いのネコちゃんでもワクチンの接種をお勧めします。
【2】4種混合ワクチン
・上記に加えて、猫白血病ウイルス感染症猫白血病ウイルスは唾液に大量に排泄されるため、喧嘩による咬み傷、猫同士の毛づくろい、食器の共有などで感染します。多飼いでその中に白血病のネコちゃんがいる場合には、他のネコちゃんにはワクチンを打ってあげるほうが良いでしょう。また外出するネコちゃんにも接種してあげることをお勧めします。
【3】5種混合ワクチン
・上記に加えて、クラミジア感染症クラミジア感染症は結膜炎等の症状を引き起こします。多頭飼い、外出する猫は接種したほうが良いでしょう。
【4】7種混合ワクチン
・上記に加えて、複数の猫カリシウイルス感染症(複数のタイプを予防)【5】猫エイズワクチン
猫エイズウイルスは喧嘩、交尾により感染するので、外出するネコちゃんは接種をお勧めします。ネコちゃんのライフスタイルにあわせ、獣医師と相談した上で、接種するワクチンの種類を検討しましょう。
獣医師からのアドバイス
上記のようにワクチンのタイプは様々ですが、どれも目的は一緒で病気を予防することです。お家の猫ちゃんのためにも、例えばペットホテルでどこかにお泊まりする場合は一緒になる猫ちゃんのためにも、病気を広めないように予防することはとても大切です。
ネコちゃんのライフスタイルにあわせ、獣医師と相談した上で、接種するワクチンの種類を検討しましょう。