吠え方でわかる?犬はどんなことを考えているの?
出典:PIXTA
このように犬のしぐさ、吠え方をよく観察すると犬の気持ちがわかります。今回は犬の鳴き方でわかる犬の気持ちを獣医師に聞いてきました。
その1 あいさつ編
・声がこもった感じで吠える一緒に遊ぼう!と遊びに誘っています。
・高めの声で1〜2回「ワンワン!」と強めに短く吠える
親しい者(犬)に対する挨拶で、典型的な吠え方です。
・遠吠え
「ここにいるよ」と自分の縄張りを主張しています。他の犬の遠吠えに応えるように遠吠えしているときは「聞こえたよ!」と返事をしています。
その2 警戒中!
・連続して3〜4回吠え、少しおいてまた吠える念のため警戒しているとき。見たことないものを見つけたり、聞いたことない音に気づいたなど、正体不明でよくわからない存在を感じたときです。
・「ワンワンワンワン!」と吠え続ける
犬にとっての不審者、外敵が近づいてきたときで警戒している声です。
・低い声でゆっくり吠え続ける
緊迫した状態。「一歩も引かないぞ!いざというときは飛びかかるぞ!」という心構えをしています。
その3 もう降参します…
・高めの声で「キャイ~ン」「ごめんなさい!負けました、もうしません!」と反省し、許してもらいたいときの鳴き方です。
・甲高い声で「キャンキャン!」と鳴く
「痛い!」「怖い!」「参りました!」など。
その4 テンションアーップ!
・高めの声で1回短く強く吠える驚いた時や予想外のことが起こったときです(人なら「えっ!?」と言う場面)。
・高めの声で何回も短く弱めに吠える
何かに興味津々でワクワクしているとき。警戒しているときと驚いているときのちょうど中間辺りの声です。
・普通の調子で短く「ワンワン」と吠える
「やった!ラッキー!」という感じです。たとえば、リードやうんちの袋を用意しているのを見て「散歩に行ける!」と察知したりご飯の用意に気づいたときなど、テンションが上がっています。
・普通の声から尻上がりに声が高くなる
遊びの真っ最中で「面白い!」「楽しい!」というときです。
その5 ちょっぴりブルー
・低めの声で短く1回だけ吠える「やめて、放っておいて!」…犬は基本的にかまってもらうのが好きですが、気分がのらないときもあります。ブラッシングがわずらわしかったり、仔犬が母犬にまとわりつきすぎてうるさいときに「こらっ!」という感じに1回だけ短く吠えます。
・高い声で長~く鳴き、しばらく休んで長〜く鳴く
「ひとりぼっちで寂しいよ」「誰かそばにいてちょうだい…」という気持ちです。さらにお留守番が長引いたり、どこかに閉じ込められたりしてストレスが高まると、長く鳴く合間に「キャン!」と鳴くこともあります。